駒ヶ岳 ~のんびり生きもの観察とブナ原生林 満喫登山

daiyuu

2012年05月30日 20:23

2012年5月26日

3日前・・
dai!yuu!今度の土日、登山行くぞ~
天気が良ければ恵那山に行くつもりでしたが、この時点の予報は曇り。
ここ最近、気象の変化が激しいので恵那山はまたの機会で。
ということで、滋賀の山に登って下山後はキャンプでのんびりしよか~ ということに決定。
朽木でキャンプと言えば燻製!さっそく近所のスーパーで豚バラ肉をゲット。
熟成期間が3日なのでどうなることやら・・

で、肝心の登山は・・
どこの山に登ろうか・・
ガイドブック「滋賀の山」に載っていた百里ヶ岳がおもしろそう!
ちょうど朽木いきものふれあいの里スタッフのKさんも登ったということで情報も入るし!
さっそくネットでその周辺の地図をながめていると、駒ヶ岳という文字が・・
へ~ ここにも駒ヶ岳があるんや。
いったい全国にはいくつあるんやろ。
調べてても16座?18座?20座?よく分かりません・・
よし!駒ヶ岳にしよう!!
頑張ったら百里ヶ岳へも縦走できそうやし!
ということで駒ヶ岳のルートを調べますがあまり詳しい情報がありません。
ガイドブックにも載ってないし・・
仕方が無いので地形図をコピーし、僅かな情報でチャレンジすることになりました。

当日・・ 天気は晴れ!(信州も晴れに変わってたな・・)
登山口は朽木麻生の木地山。
すでに数台の車が駐車してありますが、登山客なのか釣り客なのかは分かりません。

8:40出発!
登山口は・・ 畑の横を通って行けるというこなのですが・・
入って良いのかな・・ 畑で作業されてるおじさんに「登山口はここですか?」と聞くと・・
「駒ヶ岳ならここを通ってもらってもいいですよ~。でも鹿よけのドアは開けたら閉めて下さいね」と。
ありがとうございます! お礼を言って畑を歩いて行くと鹿よけのドアが。
これがまた頑丈にロープで縛ってあります。しかも4ヵ所くらい。

何となく、ここはあまり通らない方が良いのかも と思いました。
おじさんにも迷惑がかかりそうですしね。
今度来た時は正式ルート?の「ろくろ橋」を通ることにしよ。
さぁ、初めは植林の中を沢伝いに右岸左岸を行ったり来たりしながら登って行きます。

踏み跡はしっかりついてあるしテープも要所要所にあるので迷うことはありません。

ただ整備はそんなにされてるよには思えませんでした。(その方がある意味楽しいよね)

ジワジワと高度を稼いでいき・・ oto とoka はヒーヒーと・・
dai と yuu は元気!
生きものを発見しては立ち止まって観察・・

あっ!タゴガエル!! yuu がその場をはなれません・・
こちらはミヤマカラスアゲハの羽化直後でしょうか・・

そしてブタの鼻・・ いやいや、オニグルミです。 リスが食べたのかな?
さぁ、だいぶ植生が変わってブナの木も増えてきました。
緑がとんでもなくキレイ!!
野鳥の鳴き声もそこら中から聞こえ、急登でも気持ちよく登れます!
ギンリョウソウもたくさん咲いてました~

そして歩き始めて1時間半、つに稜線に出ました。
ここの稜線を左に登って行けば駒ヶ岳山頂ですが、その前にちょっと寄り道を・・

稜線を右に池原山方面へ下り、地図に載っていない明神池へ向かいます。
そろそろモリアオガエルが卵を産む時季かなぁと。
せっかく登ってきましたが少しだけ下ります。
10分ほど下って行くと・・ 遠くからカエルの合唱が聞こえてきました・・
おっ!おるぞ~ これは!!
合唱の聞こえる方へ歩いていくと・・
そこにはブナ原生林に囲まれた何とも神秘的な池がありました。

そして・・ ありました!まだ少しですがモリアオガエルの卵が!!
カエルくんいてるかなぁと探してみましたが、見つけることはできませんでした。

池の方へ目をやると何やら黒い塊が・・            ↑ ホコリタケ?
うわっ!オタマジャクシやん!!しかも とんでもない数やで!

オタマジャクシって群れる習性があるんや・・
イワシとかみたいに小魚の心理なのでしょうか・・
いろいろと観察していると時間があっという間に経ってしまいます。

      ↑ ムネアカオオアリ?                ↑ ナミテントウ?
まずい!ちょっと押し気味やな。百里ヶ岳まではちょと厳しいな・・・
明神池で小休憩し、分岐まで来た道を戻ります。
それにしてもブナ林の緑がホンマにきれいな~
ブナのトンネルです!!

尾根に出てからは大した登りも無く、ブナ林の中を稜線漫歩という感じです!
景色はそれほど望めないのですが全く苦になりません!ここは秋に来たら紅葉がきれいやろな~
野鳥・・ たくさん鳴いてるのですが なかなか姿が見えません・・
そしてようやくヤマガラを・・

ここの尾根は風が強いのか、変形した木々が多いなぁ
さぁ!やって来ました! 駒ヶ岳の山頂(780.1m)です!!

頂上からは展望もあってここに来てようやく山頂という実感が湧きます。
さて12時かぁ。
ここでお昼にして・・
やはり百里ヶ岳まで縦走するのは無理やな。
下山ルートも不明瞭やし。
ちょっと生きもの観察やり過ぎました・・

        ↑ ニホントカゲ                   ↑ クロハナムグリ
ということで、どこから下山しようか・・
ガイドが無いので登山道の状況がよく分かりませんが・・
もうしばらく百里ヶ岳方面へ稜線漫歩して 与助谷山から下山しよか!
12時半・・ 山頂を後に。
駒ヶ岳から与助谷山方面は若干痩せ尾根でしょうか。

それでもブナの木がたくさん!
大きな木もところどころ・・
ちょっと測ってみます。

3メートル20センチ! 大きいなぁ~
駒ヶ岳手前にはもっと大きな木があったよな。
今度来た時に測ってみよ!

しっかりした稜線歩いていくと・・
ちょっと植生が変わってきたかな・・
木地山中小屋分岐付近を越えた辺りから あきらかな変化が。
稜線を挟んで滋賀県側は植林されてますが、福井県側は伐採されず原生林のままです。

ん~ ちょっと考えさせられるなぁ・・・               ↑ 左右対照的・・

さぁ、与助谷山までやってきました。ここから下山です。

道標はありますが、登山道の踏み跡は薄っすらという感じ。
木も伐採されていて、歩きにくい箇所も。
何よりも登山道が分かりません。
赤テープの目印もところどころありますが、鹿から木を保護する青いテープが目立ち過ぎて・・
でも尾根から外れなければ迷いはしません。

一箇所だけ・・ 尾根が二手に分かれてある所がありますが、しっかり道標が立っていました。
さぁ、ぐんぐんと高度を下げ、遠くから沢の音が・・
そのまま進むと・・

えっ!?これで合ってたのか?というような感じで登山道のゴール。
道標も無いので、こちら側からだったら登山道の入り口は分からんな。

15時。木地山のバス停へ戻ってきました。
6時間20分の行程か。
普通の人なら4時間くらいだと思いますが、daiyuu はのんびりゆっくり生きもの観察登山なのでこんなもんでしょう。
いや~ でもホンマ、しつこいですがブナ原生林、最高!
ルートのバリエーションもあるので楽しい登山でした!

あ~ おもしろかった!!


※ 地図上のコース、ポイントは地形図を元にイメージで作成しましたので正確ではありません。

木地山バス停(8:40)⇒焼尾谷(8:55)⇒焼尾東谷(9:20)⇒ろくろ橋・池原山分岐(10:10)⇒明神池(10:25~10:45)⇒ろくろ橋・池原山分岐(11:00)⇒駒ヶ越(11:35)⇒駒ヶ岳山頂(11:55~12:30)⇒木地山中小屋分岐(12:50)⇒与助谷山(13:50)⇒池河内越(14:30)⇒木地山バス停(15:00)




daiyuuおもろかったなーまた行こな








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